春に花をつける雑草や、よく見かける雑草は、たんぽぽ、れんげ草、シロツメクサ、つくしなどなど、たくさんあります。
ほかにも、いぬがらし、オオイヌノフグリ、じしばり、オオバコ、カタバミ、スギナ、スズメノテッポウ、ハコベ、ハルジオン、ヘビイチゴ、すみれ、ノアザミ、カラスノエンドウ、ホトケノザ、なずな、ハハコグサ、ギシギシなど、いろいろな植物が、人間の意図にかかわらず、あちらこちらでぐんぐん育っています。
こうして見ると、雑草の名前には面白いものがたくさんあります。
例えば、「オオイヌノフグリ」は、犬の陰嚢の意味です。
実の形が犬の陰嚢に似ていると名付けられた「イヌフグリ」の大型植物であることから、オオイヌノフグリと名付けられたそうです。
ヨーロッパ原産の可憐な青い花には、似つかわしくない名前だと思う方も多いのではないでしょうか。
星の瞳という別名もあるそうです。
「スズメノテッポウ」は、田んぼなどでよく見かける雑草ですが、穂がまっすぐ伸びているところが鉄砲に似ていることから名付けられたと言われています。
かわいい小さないちごがなる「ヘビイチゴ」は、蛇が食べる苺、苺を食べに来た小動物を蛇が食べに来るから、蛇のいそうなところに生えているからなどという理由から、名付けられたようです。
ヨーロッパなどでは食用として栽培されることもある「ギシギシ」は、槍の意味をもつラテン語から命名されたそうです。
ライオンの歯を意味するフランス語から名付けられた「たんぽぽ」は、セイヨウタンポポを見かけることが多いと思いますが、ほかにも、カントウタンポポ、カンサイタンポポ、シロバナタンポポなど、たくさんの種類のたんぽぽが日本のいたるところで生息しています。
春の雑草について