夏の雑草│雑草.com

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夏の雑草

夏は雑草もぐんぐん成長して、畑やガーデニングの手入れが、雑草抜きに明け暮れてしまうという方も多いのではないでしょうか。

夏によく見られる雑草は、おみなえしカタバミオニユリヒメジョオンセリホタルブクロヒルガオネジバナ、つゆくさ、カワラナデシコイヌタデクズどくだみガマエノコログサ(猫じゃらし)ヘクソカズラなど、たくさんの種類があります。

「エノコログサ」は、猫じゃらしと呼ぶほうが有名ですが、エノコログサという名前は、犬ころ草といって、これで子犬をじゃらしたところから名前がついたそうです。
もともとは、猫ではなく、犬だったんですね。
「ネジバナ」は、赤紫色の小さな花が、茎の上をねじれるように列をなして咲いています。
「ホタルブクロ」は、ほたるの見られる頃に花が咲き、昔の子供たちが袋のような形の花の中にホタルを閉じ込めて遊んだそうです。
田んぼのあぜなどに生える「ツユクサ」は、古代には月草(つきくさ)と呼ばれていたそうです。
ピンク色のかわいい花が咲く「ヒルガオ」は、朝顔によく似ていますが、自生する植物です。
「どくだみ」は、毒駄目と書き、毒をダメにする毒消しの薬として使われていました。
独特の嫌な臭いをもっているので、気軽に触ると手が臭くなってしまいます。
「ガマ」は、水辺に生え、円柱状の穂が特徴的な植物です。
「ヘクソカズラ」は、嫌な臭いがすることから屁糞葛と名付けられましたが、白く真ん中が赤紫色のかわいい花が咲きます。
「番茶も出花」によく似た意味の、「屁糞葛も花盛り」という諺もあります。
嫌な匂いのするヘクソカズラでも、かわいい花をつける時期があるように、不器量な娘でも年頃になればそれなりに魅力があるという意味です。
「クズ」は、つる性の多年草で、駆除するのは困難だと言われるほど、よく繁茂します。
秋の七草の一つである「カワラナデシコ」は、かわいい花が咲きますが、近年では自生地が減少してきているようです。

夏の雑草について